今回のテーマは場作り ファシリテーション講座は「デザイン編」と「場作り編」に分かれているが、その日のゴール設計を以下にやるかのデザイン編と、実際にワークショップを駆動していく場作り編に分かれている。

考え方の根本にあるのはロバート・フリッツの創造プロセス

創造プロセス

使う考え方は凄くシンプルで、Realityを観察し、Visionを描き、Actionを決定する。

Reality

  • 観察であり感想ではない

  • Judgeなどの評価判断が少ないこと

  • ちょっとした想像もOK

  • Positiveな観察と、Negativeな観察のバランスをとる

Good

12時でお腹が空いてそう、体を動かしたいのかもしれない、頭を使うワークを一個前にやった

Bad

やる気がない、運動不足

Vision

  • 言葉よりも情景や具体的な景色にしたほうが創造的になる

  • ポジティブな言い方にするほうが、ファシリテーターが使いやすい

  • ネガティブのポジティブ的な言い換えでもいい

  • 小さいビジョン、凄いビジョンにしない

Good

ゲーム後に、お互い感想を言い合っている

Bad

皆が大きな愛につつまれている状態

Action

  • ビジョンを達成するための行動

  • 大事なことは正確なActionを見つけるよりも、決めて前に進むこと

  • VisionとRealityの間のテンションを具体化したもの

Good

よし、ワンワードをしよう

Bad

(決められない)

理解するために、創造プロセスの逆は問題解決プロセス。 課題問題を発見し、費用対効果を考え修正し、大枠の課題を修正する。 課題解決がうまくいかない場合は、対策を考えてブロッカーを取り除く。

対して、創造プロセスはActionの結果がVisionに届かないものだった場合は、新しいRealityがきたと捉え、またそこから新しいActionをVisionに向かって作っていく。