Scrum Fest Osaka にプロポーザルを出す

1月にあったRSGT2020で、アキさんにこんなことを言われてしまった。 「りょうさんがプロポーザル出すまで、締め切り開けときますので、ぜひ出してくださいね」 もちろんこんなものはリップサービスでしかないし、本気にとっているわけではないが、 もしかしたらもしかしたら、出さないとマジで開け続けて迷惑をかけるのでは? なんてことが0.5%程頭をよぎる。もちろん、わかっている、これはリップサービス。

でもとりあえず、プロポーザルを出すことにした。 実はRSGT2020も出していたのだが、通らなかったのだ。

リベンジの意味も込めて、書いた。

会社組織で実験をしていくためのサバイバルテクニック

会社のアジャイルコーチの同僚を捕まえて、30分ほどボードトークして出来た妄想の塊を書いて置いた。 所謂ポエムである。この時なんとなく話したい内容は決まっていたが、具体化はしていない。

出したことで、少し喉の小骨がとれたような気がして、すっきりした。 これで落ちても、いいやという気持ちで年末を迎える。

新型コロナウィルス COVID-19

1月末頃にCOVID-19の弟一報が届く、なんかヤバそうな感じがしたが、正直まだ対岸の火事の感覚。ちなみにこの頃はまだCOVID-19の名前はなく、中国武漢で発生したってニュースとかで終わり。 2月中頃からリモートワークに移行、息子の小学校が休みになる。この時は3月にAgile India 2020 を控えていて、すごく楽しみにしていた。まぁすぐに収まっていけるようになるだろうと。 3月全然収まらない。せっかく苦労してとったインドビザも無効化され、Agile India に行く可能性は消えてしまっていた。そして。

プロポーザルが通った。

3月7日、Scrum Fest Osaka のプロポーザルが承認された。嬉しいという気持ちと、果たして開催出来るのか?まぁ流石に6月末に収まっているだろうよ、大阪に久しぶりにいけるかな?と感情がマッシュされた状態。でも、正直受かったので、承認要求が満たされハッピーに。

さー、ポエムなプロポーザルを現実のプレゼンにしないといけないよな、考えるが正直仕事のリモート対応が忙しいし、まだまだ先の話問題なかろうと忘れる事にする。

オンラインカンファレンス?

3月末になり、コロナは加速するばかりで、何も終わる気配がない。 スクラムフェス大阪のTwitterアカウントで、4月末頃には開催or中止の連絡をするとの通達があったが、特に何も連絡はない。

ああ、これは中止だなと自然に考え、もうプレゼン資料を作る気はなくなっていた。 でも、せっかく通ったプロポーザルだし、形にはするかーでも、6月末じゃなくてもかまわないよね。という感じ。

5月頭ぐらいに、たまたまオンラインで実行委員会の川口さんと話す機会があり、「そういやスクフェスって」って聞くと「やるよ。オンラインで」と聞いて。は?なにそれって感じだった。 公式に通達が出たのはそれから数日後、川口さんのTwitter アカウントと公式アカウントから

これはプレゼン資料作らないとだめだわー。

終わらない資料作り

さて、6月に入り。開催まで一月を切り、そろそろマジのガチで資料を作らないといけない。 Google Calendar の招待で27日土曜日の2時から20分間の予定が届く。あーまじなんだなこれ。 資料を作らねば。

6月6日土曜。開催前のリハーサルが始まる。とりあえずの接続チェック。当然資料は出来ていないので、タイトルと概略を書いただけのプレゼンを秒で作り、それを移して終わる。 やべー本当にオンライン開催やるんだな。資料を作らねば。 後、自室の証明の関係で顔が暗いなぁと仕事中のオンライン会議中も思い続けていたのだけど、フェス感必要だなと所謂女優ライトの購入を決意。 男38歳自分を盛ることを始める。資料はまだ無い。

とりあえず、知人のアジャイルコーチにお願いして。 壁打ちをお願いする。 話しながらjamboardに展開を付箋で表現していく。

壁打ちをした結果、論理的に弱いところと自分の言いたいことがまとまった気がしたので、安心し始める。後はまとめるだけだと思い始める。資料はまだ出来ていない。

リモートのおかげでまとまった時間も取りやすくなってきた。さぁやるぜと気合を入れてやっていこうとするも中々進まない。スクフェスのDiscordチャンネルを覗き見ると、何か皆こうクリエティブに動いているように見える。焦るが中々進まない。ところで今回プレゼンツールはいつものmarpではなく、Google slide でやっていたのだが、なれないツールを使うと余計進まない。自己紹介画像を弄り回すだけで一日が終わる。

何を思ったのか、ペンタブレット(wacom intuos)を買ったので、それに付属してきたクリスタで画像編集をするだけ。進まない。

あまりにも進まないので、いつものスタイルの marp を使って、とりあえず素体を作ろうと思い立つ。そこでふとmarpでpptxを出力して、それをGoogle slideにすることを思い立つ。ちなみにGoogle slideにこだわっているのは、今回はオンライン開催なので何かトラブルが起きた時に誰かに手早く共有して代わりに表示してもらうか、最悪それぞれのローカルで表示してもらうかもと考えていたため。で、marpで昔pptx出力ためしたことがあったけど、うまくいかなくて諦めていた。今回最新バージョンで試したところ何の問題もなく出力できたので、これだmarp使って作って、pptxからのgoogle slideの道が見えた。

marpに変えてからはサクサクと進む、理由は分からない。 とりあえずのドラフトバージョンが出来たところで、うちの社長のJBに一回見てもらう。感想としては盛りが足りないなぁと、さらにJBのプレゼンを見せてもらうと、本人曰く「ビジュアル系」な内容だったので、フェスだしオンラインだから、解像度高い映像見せられるし盛るかということで盛り始める。

買ったペンタブで、お絵かきも追加する程のもりもりにして、週末の土曜日が本番という状況で最後のシメがうまく固まらないので、後輩のスクラムマスターと、UXデザイナーに見てもらう。細かいフィードバックを得たがそれ以上にリハ的なことをしたことにより、テンションが上がって一気に手が進み始める。

前日

私の発表の前日だが、スクフェスの一日目である。一日目は永瀬さんによる、キーノートを聞きながらその挑戦的なプレゼン手法(ZOOMのバックグラウンドをプレゼン資料にする)に感動嫉妬し、DISCORDで話し合いながら資料の更新を粛々と続ける。前から気になっていたAgile459(四国)にもお邪魔して楽しくお話させてもらえた。資料の変更が終わらない。私がする発表は本当にこれで良かったのだろうか?

当日

朝起きて、10時からの新潟のセッションに参加する。楽しい。すごくゆったりとでも確実に繋がった状態でセッションに参加できるのは楽しい。 午前はセッション参加に使ってしまった。資料はまだ修正したいところがある。

お昼ご飯を食べた後、さらに資料に手直しを加える。一時からのセッションが気になったので、資料更新しながらだけど出てしまう。流石に一時半からのセッションは出るのを控えた。

セッション開始15分前、DISCORDにZOOMのURLが投下される、資料の手直しはもうやめた。後は話すだけだ。うーん人がいっぱいくることは無いけど、ゼロはやだなぁぐらいの気持ちで待つ。 結果5,6人ぐらいと緊張しない範囲で来ていただいた。嬉しい。

皆様気を使って頂いてマイクミュートで観戦してもらってるが、出来るだけビデオはオンにしてくださいとお願いした。リアクション0はまだ慣れてないのだ、慣れてくれればいけるだろうけど初のオンライン発表はせめてビデオオンでということで、大半の人がオンにしてくれた。おかげで笑いどころで笑ってもらってるかがわかる(苦笑かもしれないが)。

終わったら予定時間20分のところ18分半程だった。というか途中時間計測まったくしてなかった。これは次回からちゃんとしないといけない。反省点。

後は夜まで、スクフェスを楽しみました。

後日

終わってから、思うことは。もっと色々出来たのじゃないかと考えてしまうけど、これはいつも通りのことなので無視する。今の状況のおかげで大きなイベントで登壇。さらにオンラインで登壇した実績が解除されたと考えると。よかったんじゃないかと思います。

最後に使った資料を公開したツィートを置いておしまい。