フリーなFLASH FAME!

前の記事でFAMEというフリーのFlash開発環境を見つけたと書きました。
FAMEの環境が整ったので、それについて書こうと思うます。

そもそもFAMEとは何か。

これはFlashout+ASDT+MTASC+Eclipseの頭文字をとったものです。

Flashout :

ActionScript、ログ吐き

ASDT :

ActionScript Development Tool

MTASC :

ActionScriptのコンパイラ

Eclipse :

java系PGには欠かせないフリー開発環境ツール

Eclipseをコアとし、
残り3つのツールを組み合わせることで
フリーのFlash作成ツールFAMEとなります。

実際の環境構築において参考にしたサイト

上記二記事を参考にやると、得に躓くことなく環境構築できました。

FAMEを触ってみる
実際動かしてみた感想として、
javaやEclipseでの開発に慣れた人なら使いやすいが、
今までMacromedia Flash で
Flash作成してきた人は正直きついんじゃないか?と思います。
(一部のActionScriptでガリガリ書いてる人は除く、そういう人にはむしろFAMEお勧め)

ピュアActionScriptというのか・・・
FAMEで全て作ろうとすると全部スクリプトでflashを作成しなければなりません。
(これはこれで最軽量なFlashが作れるので魅力的なのですが・・・)
図形描画など、かなり肩が凝る作業になってしまいます

やはりグラフィカルな作業はMacromedia Flashのほうが楽楽です。
FAMEは使えるか?
物理モデルを映像化したり(惑星の動き、自由落下など)
数式ありきな自然現象をFlashで表現したい場合は超お勧め。
(後はフラクタルなども)

それ以外としては、
グラフィカルな編集をMacromedia Flashで
ロジカルな編集をFAMEで、
といったツールを使い分けるのもいいかも。

そうなると今までの、
デザイナーはscriptが苦手、 プログラマはグラフィックが苦手、 でも編集するのは同じflaファイル

な状況から脱却し、
それぞれをその道に特化した人が担当する事により
素晴らしい作品が出来るかもしれません。

蛇足?
今回紹介したFAMEですが、
これだけだとswfに画像を埋め込む事は出来ません。
(外部読み込みで表示する事になる)

swfに画像やFontを埋め込むには、
swfmill が必要です。(FAMESというらしい)

swfmillはxml(swfmlとか言うらしい)
からコンパイルするデータを取得しコンパイルするコンパイラです。

あれ?どこかで聞いたようなツールだな。
そうjavaやってる人なら欠かせないAntです。
なので、さらにAntをかませる事によって。
FAMES + Ant で完全なGUI環境を整えれるよーです。
・・・ここまではまだ手が出ないな。