通勤で愛用しているbirdyに乗って鬼怒川温泉まで165kmのライドをしてきました。 常日頃通勤する距離は片道22kmぐらいです。今回平日に休みが取れたこともあってロングライドしてみたくなったので行き先を考えていた時に、ふと温泉で湯治をするために湯治が必要な体になってみるのはどうだろうかと考えてこの企画が生まれました。

計画

今回初の長距離長時間ライドということで、不安材料が色々とありました。一番の懸念事項はそもそも100kmを超えてライドができるのか?普段往復で42km程度走っているので、それに二倍の距離ぐらいまでなら自信はあるのですが、それを超える165kmになると完全に未知数です。じゃどうしようかと考えた時にふとツールドフランスの映像を見て思いついたのは、そうだサポートカーを付けよう!でした。

早速先輩車好きの人に連絡を取り俺のサポートカーをするついでに温泉旅行行きませんかとお誘いをかけてみたところ、色よい返事がきてよっしゃしめたものだと。ちなみにサポートーカーといっても本当の試合のようにずっと後ろをついてくるわけではなく、もし仮に私がどこかでギブアップしたらそこまで迎えに来てもらう約束をしている、ついでに雨が降ったら回収してもらうし、翌日復路をあきらめる場合はこれも回収してもらう、そんな内容の約束に落ち着きました。日程を決めて宿は後から決めましょうということで、私のツールド鬼怒川は順調な滑りだしを見せました。

準備

地図

まずはルート選定。細かく地図とにらめっこするのは苦手なので、マップアプリによる自動経路機能に頼ることにします。いつもはGoogle Mapを使っているのですが、今回は出来るだけサイクルロードを通りたいと考えたので、Google MapはNGになります。Google Mapは徒歩と車のルート検索が出来ますが、自転車のルート検索が今のところ出来ません。そのうち出来るようになるのか、地域によっては出来るようになるのか、とりあえず今回は使うことが出来ませんでした。徒歩ルートだと階段やら自転車が通れない道を指定されたりするので面倒なのですよね。地図作成アプリの次の候補はStravaでしたがこれも却下、地図機能が最近有料化されてしまいました。他の機能は無料の範囲内だけで楽しめているので、この地図機能のためだけにサブスクリプション購入するのは気が引けました、無料のトライアルすることも考えたのですが、それは最後の手段に。サイクリスト用の地図アプリを何個か調べていくうちにmaps.meを発見。内容を見るにツーリスト御用達の事前ダウンロード型の地図アプリ。そして使っている地図がOpen Street Map、丁度PyCon2020jpの二日目キーノートで丁度その存在を気付かされていたやつだったこともあり。早速試しに使ってみたところ。鬼怒川温泉までのルート検索に自動的に江戸川河川敷が入るではないですか。これは嬉しい。さらに地図事前ダウンロードなのでモバイル回線使わないし、省エネモードもあるので、今回の長時間ライドでの電池対策にもなるってことで、採用確定。そのまま検索すると最短ルートで検索するけど今回調べたら鬼怒川サイクルロードなるものがあるみたいなのでそれを通るルートで検索してみると総距離165km!時間にして10時間の旅程になることがわかった。これはかなり気合を入れないといけないな。

電池問題

今回、約十時間に及ぶ旅程で問題となるのが電池の問題。いままでサイコンは付けておらず、スマホのサイコンアプリで通勤時は速度表示しており、距離の測定は腕時計のガーミンでGPS測定していたのですが。スマホの電池は死活問題。サイコンをついに導入することにしました。これでサイコンの電池問題は解決。それでもスマホは経路表示に必要なので切れたらまずいのでモバイルバッテリーを持っていくことにしました。maps.meが電池もちがいいといっても果たして持つのか?後は距離と経路をGPSで計測記録するガーミン235Jこれのこれの電池問題もあります。買ってから2年ほど経過しているので、購入時よりも電池もちは悪くなっています。2,3時間ぐらいは全く問題ないのですが、10時間は完全に未知の領域。スマホは最悪走行しながらの充電が可能ですが、ガーミンの場合はその特殊な充電ケーブルの形状から走行しながらの給電が不可能。これに関しては切れた場合は休憩して充電するしかないかなぁ。

事件勃発!サポートカー先輩が辞退

先輩の仕事関係が忙しくなってしまったみたいで、カレンダー通りだと休みがとれるが、平日に休みがとれないことになってしまい。今回の日程では無理ということになった。これは困ったというか不安になった。先輩が来ないと何点か不安になることがある。一緒に行く友達がいなくなると、せっかく温泉言ったのにだべる相手がいなくて寂しいってのが一点。次に、記念撮影するときに撮ってくれる人がいなくなる点。最後に、サポートカーとしてはこれがメインだが。長距離のギブアップオプションが消えてしまうこと。ギブアップ以外にも実はタイヤがそろそろ交換時期になっていたので、もしかしたらパンクするかもという不安。パンクぐらい修理すればいいじゃないかと普通のロード乗りの人は考えるかもしれないが、私の自転車は折りたたみのBirdy。この自転車クイックリリースがついてたりするのだけど、かなり細かい調整のうえで成立している自転車で普通のロードのようにタイヤ外してつけてゴーってことは私にはできない(自転車屋さん並みの修理テクと工具を持っていく気があればできるかもしれない)。 というわけで、車持ってて、突然の平日休みの旅行の日程にも答えてくれそうで、私のこのサポートカーの実験を共に楽しんでくれそうな人は。。。他に、、、いた!さっそくその次の候補人サポートカー大先輩に連絡したところ、一日待ってくれとの返事の後に行こぜとの快諾がきた。さすが、サポートカー先輩の先輩であるサポートカー大先輩。

サポートカー大先輩との事前相談

大先輩と打ち合わせをして、泊まるホテルも決めて、チェックポイントも作成しました。チェックポイントを作った理由は大先輩が私のライドの進捗状況を把握するためです。約40km毎に想定時間でクリアしたかどうかを大先輩にメッセージ出して、それをもとに大先輩は下道で行くか、高速で行くかを考えるといった感じです。